現場の買取プロが予測する『価格下落の波』が来る前に…

2025年4月1日から、プレジャーボートの軽油免税制度が廃止されました。

すでにこの件については前回のコラムでお伝えしましたが、改めて言うまでもなくディーゼルエンジンを搭載したボートをお持ちの方にとってはガソリンに比べればまだ安いとは言え、ガソリンエンジン搭載の船体よりも燃料タンクの容量は大きく、満タンにするとなると一度の給油に掛かる費用はガソリン艇と変わらなくなってきます。

そんな中で最近じわじわと話題になってきているのが「ディーゼルボートの中古相場がこれから更に下がるのではないか?」という話です。現場の買取スタッフの間ではすでにそのような見方が広まりつつあります。

今後、価格が下がると予測されています

その理由はとてもシンプルです。

免税がなくなり維持コストが高くなることでボートを手放すオーナーが増えてくると見られているからです。特にクルーザーモデルは基本的にマリーナステイや長距離航行を主としているため大容量の燃料タンクを搭載しており燃料代の負担が大きいためすでに今年1月頃から当サイトへの一括見積依頼も急増しております。

つまりは「売りたい人が増えて、買いたい人が減る」という状況になれば相場が下がる。ごく自然な流れと言えます。

ですが、今はまだ大きく下がっていません

ここが重要なポイントです。

『いつかは買取金額がまたコロナウイルスによるソーシャルディスタンスの時のように上がってくるのだろう。』とお考えの方へ・・・

買取のプロの目線から見ても人気モデルはともかく今後の中古艇市場は更に相場が下がってくる見通しになっています。

今のうちに売却を検討するメリットとは?

もしも、ボートを手放そうか迷っているのであれば今こそが動くタイミングなのかもしれません!!

理由は以下の通りです。

  • 現在はまだ相場が大きく崩れていない。
  • 他のオーナーが売却を一斉に始める前なら競合が少ない。
  • 価格が下がり始めてからでは買取額が期待値よりも低くなる可能性が高い。

つまりは「価格が落ちる前に売る」という選択が結果的に最もお得になる可能性が高いというわけです。

まずは、今の価格をチェックしてみましょう

「すぐに売るつもりはないけれど、自分のボートが今いくらで売れるのか気になる…」という方も多いと思います。そんな時は、船買取一括見積もりサイトを使って査定だけでも受けてみるのがおすすめです。いざという時に慌てず動けますし今後の参考にもなります。

価格が急落してしまう前に動けるかどうかがカギになります!!

軽油免税の廃止によって、ディーゼルエンジン搭載のボートオーナー様へのこれからの維持にはこれまで以上のコストが掛かってきます。市場が本格的に動き出す前の「今」だからこそ、冷静に判断し、行動に移すことで後悔のない選択ができるのではないでしょうか?

「売るならいつ?」と考えたとき、答えは“かもしれません”。今の価値を知ることから、次の一歩を踏み出してみませんか?