信頼できる販売サイトとは ~中古艇購入を検討の方へ~

現在中古艇売買は、従来の業者が買い取り一般ユーザーに販売するだけでなく個人売買委託販売など多種多様な方法で行われています。またコロナ禍以降現物確認ではなく、ネットの情報(写真や記載内容)だけでの販売も年々増加傾向にあります。

売買が簡易化される一方で、様々な販売サイトが開設され消費者にはどのサイトでの購入を検討すべきか判断する能力が求められるようになりました。

今回は中古艇購入を検討されている方に購入で失敗しないように気を付けるべきポイント・信頼性の高いサイトについてご紹介していきます。

注意点その1 個人販売

メルカリやヤフーオークションなどでは個人から個人への売買が簡単に行えます。メリットは店舗から購入するよりも比較的安価で購入できる点です。場合によっては保管場所を引き継ぎそのまま利用することもできます。

ただし、記載情報の整合性や船の状態、エンジン・電装関係の保証は一切ありません

ボート初心者の方は現物確認をしたもののエンジンの状態・船底の状況などが確認できず購入後に修繕することがほとんどです。また、遠方への陸送には費用が掛かるため費用を抑えたい方は近隣のみでの購入を検討する必要があります。修繕費・陸送費などを考慮すると個人からの購入も店舗からの購入もそこまで大きな差がない場合があります。

注意点その2 委託販売

個人で出品・売買ができない方のために業者や個人が現オーナーから委託されて販売する方法です。様々な中古艇委託販売サイトが開設されています。この方法も個人売買と同様で希望金額で売ることができ、比較的安く買うことができます。

ただし個人販売や店舗販売と異なるのが船体の情報・状態はあくまでも現オーナーからの情報のため実際に出品されているボートに知識がなくても販売が可能です。購入後、記載情報と現物のボートの差が大きい販売方法だと言われています。

注意点その3 販売情報 ~ASK~

ボート購入を検討した際、最も重要なのは購入希望ボートの金額ですよね。

大手サイトなどでボートを探していた際にASKの表示を見たことがないでしょうか。

ASKとは販売元もしくは個人に直接連絡をして金額を聞く必要がある場合の表記になります。ASK表記のボートはエンジンなど装備品の価格高騰、市場の相場変動などによってボートの金額も変動してしまう可能性もあります。

また現オーナーが使用中でも掲載されてある場合があるため、すぐに乗りたい方は金額が数字表記されているボートを検討してみてください。

注意点その4 販売情報 ~掲載写真~

百聞は一見に如かずということわざがある通り、どれだけ詳細な記載があったとしても掲載写真が少なければボート・エンジンの状態、装備品を確認することはできません。

例えば「GPS魚探搭載予定」と表記があってもどのようなレイアウトで搭載されるかによって購入後の追加装備の搭載や実際の運航をイメージすることはできません。また写真が少なければ損傷箇所が写っていない可能性もあります。

掲載写真が多ければ多いほど購入者のイメージと現物との差を小さくすることができます。より多くの写真を掲載している個人、店舗からの購入を検討してみてください。

まとめ

店舗販売であること

金額が数字表記であること

掲載写真が豊富であること

上記3点が当てはまるサイトは非常に信頼性が高く、ボート購入希望の方は1度チェックしておきたいサイトだといえます。

お気を付けください!!

個人・委託ボート売却・購入を利用した詐欺が増加しています。

まず初めに店舗での売却・購入をご検討いただくのはいかがでしょうか。